祭りを通して
地域に活力の輪を広げよう
2004年を最後に失われた「矢田川花火」が、
「庄内緑地夏まつり」として形を変えて復活するまでの
人々の想いと活動の軌跡をご覧ください。
彩光社は祭りを通して
地域を応援します
彩光社では「祭りを通して地域に活力の輪を広げよう」という志しのもと
名古屋市西区の庄内緑地公園にて開催される「庄内緑地夏まつり」を応援する活動を長年行っています。
当社の代表である秋山知弘は「庄内緑地夏まつり実行委員会」の前身である
NPO法人「新しく矢田川花火を進める会」の立ち上げメンバーの1人です。
2005年に矢田川花火が中止なって以降、未来を生きる子どもたちの為にも
子どものころから見続けてきた花火大会を、どうにかして復活させたいと活動をしてきました。
2009年からNPO法人の代表を務め、地域の人々の協力を得ながら
「矢田川クリスマス花火」を開催し、多くの観衆を集めました。
その後2016年に開催場所を庄内緑地公園へと移し、「庄内緑地夏まつり」開催へと活動が変わった後も、
中心人物として運営に携わってまいりました。
地域の新たな伝統を創造し、地域の活性化につながるよう、
当社ではこれからも支援活動を続けてまいります。
- 人々の生活とともにあった
祭りと花火 - 「祭り」と「花火」の文化は、昔から名古屋の人々の暮らしや思い出ともにありました。矢田川花火については、古くは江戸時代の書物である「金鯱九十九之塵」「鸚鵡籠中記」や高力猿猴庵の日記などに記載があり、当時から人々が矢田川の花火を心待ちにしていたという記述が残っています。動乱により一時期休止になったこともありましたが、その都度地元住民の手によって復活してきました。
このように人々の生活と花火や祭りは常にともにあり、何百年もの昔から人々の思い出とともに現代まで紡がれてきた、かけがえのない文化なのです。
- 消えてしまった矢田川花火の灯
- 当社代表の秋山が生まれた頃からずっと見続けてきたのが「矢田川花火」です。その矢田川花火が2005年に休止することとなってしまいました。「いつか復活するだろう」とその時は楽観的に考えていましたが、1年たっても2年たっても復活することはありませんでした。
このままでは様々な思い出の詰まった花火大会がなくなってしまう、何より子どもたちが同じような体験をする機会が完全に失われてしまうと、日に日に危機感は大きくなっていき、何とかしたいという想いが強くなっていきました。
そんな時に隣の岐阜県では町内会単位で花火大会を行っているという話を知りました。花火大会を自分たちの手でも開催できるというのは、考えてもみなかったことで大きな衝撃でした。それならば自分たちの手で矢田川花火を復活させようと、想いを同じとする同志が集まり、立ち上げたのがNPO法人「新しく矢田川花火を進める会」でした。
- 花火大会の復活とこれから
- NPO法人「新しく矢田川花火を進める会」の発足以降、花火大会の必要性を訴えかけ、地域の人々の協力も得ながら「矢田川クリスマス花火」などの花火イベントを続け、少しずつ規模を大きくしていきました。活動の輪が広がり、念願の夏の花火大会を開催した後、浮上してきたのが「開催場所の確保」の問題です。
開催場所を模索する中で候補地となったのが庄内緑地公園です。2016年には「第1回庄内緑地夏まつり」を開催。この時は花火を打ち上げることは叶いませんでしたが、2018年の第2回夏まつりでは念願の花火の打ち上げを行うことができました。
失われた矢田川花火の想いは「庄内緑地夏まつり」へと形を変えて復活を果たしました。子どものころに見た花火や祭りは、きっと大人になっても心に残り続けます。我々はこれからも地域の人々と力を合わせて、花火大会の想いを未来に紡いでまいります。
庄内緑地夏まつりの軌跡
新たな時代に向かって。
- 2005年
- 愛・地球博により警備不足が懸念され、矢田川花火大会の休止が発表。
- 2006年
- 2年連続で矢田川花火大会が休止になる。
- 2007年
- 当時の地元議員とともに、夏出来ないなら、せめて冬に上げようと
第1回矢田川クリスマス花火を開催。50発の花火打上に成功。
- 2008年
- 第2回矢田川クリスマス花火の開催。
- 2009年
- 第3回矢田川クリスマス花火の開催。秋山が「新しく矢田川花火を進める会
(現:庄内緑地夏まつり実行委員会)」の代表に就任。
- 2010年
- NPO法人立ち上げ。夏の開催を試みるも最後まで調整がつかず断念。
- 2011年
- 夏祭り開催に向け署名活動や清掃活動を実施するも、
東日本大震災による影響を受け断念。
- 2012年
- 第1回矢田川夏まつりを開催。
50発の花火打上に成功。
- 2013年
- 矢田川での開催は住宅事情、交通事情など様々な懸念を抱え、
新たな開催地を検討することに。
- 2014年
- 新たな開催地候補の選定を目指し、地域住民へ説明会などを行い
花火大会開催への想いを伝える。
- 2015年
- 前年から引き続き、新たな開催地候補の選定を目指して
地域住民へ説明会などを実施。
- 2016年
- 第1回庄内緑地夏まつり開催。花火打上は実現ならず、
無念のおもちゃ花火でお祭りを開催。
- 2017年
- 第1回夏まつりを見ていただいた地元の方々と協力体制がとれるようになり
活動の輪が拡大。
- 2018年
- 第2回庄内緑地夏まつりを開催。
50発の花火打上に成功。
- 2019年
- 第3回庄内緑地夏まつりを開催。
前年よりも規模を大きく10分程度の花火打上に成功。
- 2020年
- 第4回庄内緑地夏まつり開催を予定するも、
コロナウイルスの感染拡大による影響で中止。
- 2021年
- 第5回庄内緑地夏まつりは、2年連続の中止は地元の皆さんに申し訳ない
という想いから花火打上日を公表せず無観客で開催。
- 2022年
- 第6回庄内緑地夏まつりは、2年のブランクを取り戻すように
第3回と同規模にて開催。
- 2023年
- 秋山が会の役員を引退するも活動は継続。
第7回庄内緑地夏まつりを開催。
彩光社と当社代表の秋山は
これからも
「庄内緑地夏まつり」を応援し
地域を盛り上げてまいります。
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発足時の想いやエピソードはこちらから。
実行委員会で中心的な存在である稲葉会長と秋山の対談の内容をご紹介します。
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